今回はFIRE(セミリタイア)を目指している方、
興味がある方が一番気になる話ではないでしょうか?
◆サラリーマンを辞めてセミリタイアしたいけど、
いくらあればいいのか?
◆セミリタイアする時期はいつがベストなのか?
もちろんその方の年齢、家族や子供の有無、投資運用の想定年利の違いや、
副収入のある無しでかなり変わってくることは確かです。
katsusandokatsu.hatenablog.com
個々の数値を考え出すと答えが出ないので、
ここでは実際FIRE生活をしている私の経験と、
FIREを実現された方の著書などを読む中で得た感覚的な数字を書きます。
Q. セミリタイアするにはいくらいるの?
A. 最低4500万~5000万です。
これは私が経験から思う、セミリタイアするにあたっての最低資金です。
(完全リタイアを考えるなら、1億5千万~になるような気がします)
根拠としてはサラリーマンをしながら投資などの勉強をして、
いわゆる兼業投資家で5000万もの大きな資産を作れた人は、
間違いなく優秀な投資家です。
投資に対する地頭も良いと思います。
普通のサラリーマンの給料だけでは、普通に考えて資産5000万は無理でしょう。
自分の得意な投資パターンが確立されているでしょうし、
自分なりのルールを守り、安定した運用をされていることだと思います。
今後も年利5%~10%の運用益を出すことは難しくない
という判断からです。
あとは心理的な部分です。
会社を退職し給料がなくなるという事は、今ある資産を守り、
増やさないと生活できなくなります。
働いていれば基本的に給料はもらえます。もらってから回収されることも無いです。
しかし投資に絶対はなく、資産が減る場合があります。
ドローダウンです。
軍隊では部隊の20%~30%が死傷した場合、
組織的な戦闘ができなくなると言われています。
つまり撤退せざる得ないのです。
ここで撤退しないと全滅する可能性が高くなります。
投資も同じで、1度の取引ですべてを失う取引は
絶対にしてはいけません。
仮に5000万の30%の1500万を失ったとしても、まだ3500万あるのです。
人間はメンタルにより判断がかなり左右される生き物です。
投資経験がある人なら、いかにメンタルが大事かご存じでしょう。
3000万からセミリタイアできるというご意見もあるようですが、
慎重派の私の結論は4500万~がFIREを実現できる額だと思います
Q. セミリタイアする時期はいつがいいの?
A. できるだけ早いほうがいいです。
これは自信を持って言えます。
セミリタイアできる状況なら1日でも早い方が良いです。
現在の日本の平均寿命は、女性87.3歳、男性81.2歳らしいです。
定年が伸び65歳に退職したとして、男性なら約16年もの月日があるわけです。
これで十分な余生を楽しむ時間があると思いますか?
私は思いません。健康寿命と平均寿命は大きく違います。
65歳になったとき、生きてはいても、はたして完全に健康だと言い切れますか?
食べたいものが食べられず、
行きたいところに行けなくなっているかもしれません。
足や腰が痛ければ、旅行なんて苦痛です。
胃や肝臓が悪ければ、ステーキなんて食べたくありません。
比較的健康と言える30代~40代にリタイアし、
行きたいところに行き、食べたいものを食べ、
時間的自由と経済的自由を100%楽しむ事が
FIRE生活の醍醐味だと思います。
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死ぬときに大金があっても使えません。
私は社会人1年目くらいでこのことを意識し、
計画的にセミリタイアできるように必死に考えました。
それでも5年ほど計画から遅れてしまいましたが、今は人生を楽しんでいます。
◆セミリタイア実現のための情報について
今は便利な時代で、FIREを実現された方の著書やブログ、Twitterなどで
成功例の情報を得ることができます。
少し前なら簡単に発信も受信もできなかった情報が比較的簡単に手に入ります。
FIREを目指している方の情報も素晴らしいですが、
FIREを実現した人の話は、数少ない経験に基づいた、
貴重な話で耳を傾けても損はないと思います。
実際に結果を出した人の意見を聞いたほうが
成功に近づきます。
趣味で行うなら別ですが、仕事や収入源にするなら投資は結果が全てです。
もちろんFIREを目指している方の中にもすごい方はいます。
参考になる情報も多くあります。
しかし実際に投資で資産を形成し、
計画的に目標を達成した人たちは、プロフェッショナル
だと言えます。
その道のりも簡単ではなかったと思います。
またサラリーマンを辞める決断をし、
社会的に認知されていない世界に飛び込む判断をした
勇気のある人たちだとも思います。
時代の変化の中で、
「新しいライフスタイル」を実践している最先端の人たちです。
多少手前みそで申し訳ありませんが、そんなに間違ったことではないと思います。
私はセミリタイアを実現された方たちを心から尊敬していますし、
同じ生き方を目指す人たちを応援しています。
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以上、セミリタイアに必要な資産と時期のお話でした。
※その方の状況により大きく数値が上下すると思いますので、参考程度でお考え下さい。
ご自分に合ったシミュレーションをしてご判断ください。