保有商品について<ドル建て社債編>
今回の記事は私のポートフォリオの一部をご紹介します。
初回は「外貨建て(ドル建て)社債」についてです。
個別株や米国株は他のブロガーの方たちが記事を書いていらっしゃるので、
私は少しマイナーですが、分散投資になり、
メリットも多い外貨建て社債に関しての説明をします。
外貨建て社債とは?
まず社債とは、会社が資金調達のため発行する債券のことです。
社債の発行地が海外で、外国為替の決済の場合「外貨建て社債」となります。
円建て社債との違いは?
<各国の10年債利回り>
日本 0.001%
アメリカ 0.533%
イギリス 0.102%
オーストラリア 0.818%
ブラジル 6.022%
南アフリカ 9.280%
トルコ 12.597%
(2020年7月時点)
投資全体に言えますが、年利とリスクは比例します。
つまりリスクを取った分だけ、お金がもらえる
「危険手当」だと私は考えます。
個人的には6%~7%を超える年利の商品にはリスクが大きいと思います。
トルコや南アフリカ、ブラジルへの投資には大きなリスクが伴います。
デフォルトリスクと通貨リスクです。
これらの国に通貨スワップ目当てに投資した人は、
かなりの損失を抱えている現状があります。
日本の10年債利回りは極端に低いので、円建て社債の利回りも当然低くなります。
保有商品の紹介と現状
①発行日 2018年7月20日
②利率 年3.669%(年2回利払い)
③償還期限 2028年7月20日
④発行、支払い及び償還に関する準拠法 ニューヨーク州法
私は1160万円ほど所有しており、年間約32万円ほどの利払いを受け取っています。
それとは別に商品自体の含み益が100万ほど出ています。
為替に関しては若干円高になっていますが、
債券自体の値上がりにより評価益は増えている現状です。
償還日まであと8年ありますので、
債券という商品の特色からすぐに売却は考えていません。
メリットとデメリット
メリットは何もしなくても、年利3.669%の利払いが受け取れることです。
利払い日は1/20と7/20です。
一喜一憂しなくて良いので精神的にも楽です。
また現在のように債券自体の値上がりも期待できます。
デメリットとしては、為替リスクが一番大きいです。
利払いはドルでの入金なので、円安になったタイミングで円に転換する手もあります。
考えにくいですが、アメリカの破綻、トヨタ自動車の倒産リスクはあります。
株式や投資信託にかなりウエイトを置いている方の、
分散投資という面では有効だと思います。
株価の下落に対し連動しない場合もあり、リスクオフ時に強い側面もあります。
しかし、最近の値動きを考えるとコロナショックの時は株価と同じく下落しました。
いわゆる「オールセル」の動きになると、
社債も売られる場合もあります。
また会社によって倒産リスクが考えられると債券自体の値下がりもあります。
その会社の信用が利率となり、例として、GM、ドイツ銀行などは利率が高いです。
3年、5年、10年などの期間により利率が変わり、期間が長いほど利率は高くなります。
私は大手証券会社の店頭口座での購入ですが、
ネット証券でも扱いのあるところも増え、
社債の特徴とリスクを勉強したうえで、ポートフォリオに加えることは
資産を守り、増やすことにつながるのではないでしょうか?
※投資判断は自己責任でお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。